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    空飛ぶトビウオはサンマの仲間?

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    夏になると旅客船で島などに渡る時、船のデッキから海面を飛ぶトビウオをよく見かけますね!

    トビウオは、世界の温帯~熱帯の海域に広く分布し、その種約52種、日本では本州中部以南に多く分布しています。

    トビウオは、『ダツ目』、『トビウオ亜目』に属し、同じ仲間にこの時期寿司ネタで美味しいサヨリ、海面を泳ぐことで知られているダツ、そして庶民的なお魚と言えるサンマがいます。サンマの仲間と言うとおどろきの方もいると思います。

    これらの仲間はいずれも海水面直下の表層域で遊泳生活をおくるのがほとんどです。お魚にとって安心して住める快適な環境は沿岸の岩礁周辺や砂泥底と言えますが、海水面直下は上からも下からも敵から襲われる、あまり快適な場所とは言えません。これらの仲間が、細長く速い泳ぎをするのと、腹が白く背が青いのは、下からも上からも見えにくくするための共通な知恵と工夫です。

    スーパーの鮮魚コーナーで、お刺身用としてトビウオがならぶことがありますのでお分かりと思いますが、トビウオの体は、前後に細長い紡錘形で速く泳げて、空中を飛ぶときも抵抗の少ない形と言えます。サヨリのように下あごが極端に長くはなく、上あご・下あご同じ長さのものが多いと思います。

    九州地方などではトビウオを『あご』と呼び、干物として売り出していることが多いです。『あご』は軽くあぶって食べると美味でお酒のおともには最高です!

    海面すれすれを飛ぶときに広げる翼は胸びれで大きく、胸びれだけが翼になる2翼型と腹びれも翼になる4翼型があります。飛行中は、大きく2つに分かれた長い尾びれが舵取りの役目をします。1回の飛行時間は、10~20秒、飛行距離は時には200~400mに達することもあるというから、これまたビックリです!

    なぜ、トビウオは海面を飛ぶのでしょう?

    不思議ですよね!

    イワシの群れがカツオなどの群れに襲われた時、海水面を飛びはねて逃げまとっている光景を見ますが、トビウオはマグロやカツオなどの大型回遊魚から逃れるため積極的に海面に出て飛ぶ能力を身につけたものと思います。
    トビウオの仲間たちがなぜ不利な海水面直下で遊泳生活をおくっているのか分かりませんが、それぞれがその環境で生きる知恵と能力を身につけているのでしょうね!

    トビウオは、沿岸の大型植物や浮遊物に卵を植え付け繁殖します。

    夏場に多くとれるトビウオはお刺身としても美味ですが、トビウオの卵の美味しい食べ方を今回特別に松とうちゃんがお教えしましょう!

    トビウオの卵は体に合わせて細長い袋にかずのこと同じくらいの大きさの卵がびっしり入っています。お腹から取り出した卵の袋を一晩、日本酒につけ込みます。次ぎに全体に薄く塩をまぶし、冷蔵庫に(蓋やラップをかけず)48時間くらいねかせて乾燥させた卵を網の上にのせ、中火で焼きあげて仕上げます。

    形は違いますがハタハタの『ぶりこ』のような食感でとってもクリーミーな、洒落たお味です。かなり高級な食べ物と言えます。

    お魚たちの多様な繁殖戦略(生き残り作戦)のひとつとして今回トビウオを紹介しましたがいかがでしたか?

    えっ、食べ物の話しか印象にない!それは困りました!(*^_^*)
    -お生物講座034-