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    一夫多妻、イトヨ君のお父さんは冷たい?

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    トゲウオ科の仲間に、イトヨ君、トミヨ君のようにまるで人の名前のようなお魚がいますが、繁殖行動が面白いので紹介します。

    『イトヨ』は、体長6~9cmで背ビレに発達した3本の棘(トゲ)と1対の腹ビレの棘をもち、体側には大きな鱗(うろこ)が尾の付け根までならんでいます。

    トゲウオ科のお魚は、淡水で一生すごす陸封型、淡水と海を往復する回遊型、そして海で一生をすごす海水型がいますが、陸封型イトヨは、福島県会津の河川や湖沼に生息、また、福井県の生息地は国の天然記念物に指定されています。

    『イトヨ』のオスは、春から夏にかけて、水底にスリバチ型の穴をつくり、そこに水草の茎や葉をトンネル状にして産卵巣をかまえます。巣草を固めるために、自らの腎臓で分泌される粘液を接着剤として使うのです。
    巣は一方だけに直径1cmほどの入口を用意し、1~3日くらいかけて作ります。

    巣の用意ができると、オスはジグザグダンスと呼ばれる求愛行動でメスを巣に誘い、それに応じるとメスは一人(一匹?)で巣にはいり卵を産みつけるのですが、生み終わると、さっさとオスに巣から追い払われます。
    そして産卵という一大事業を終えたメスは悲しいかな、まもなく死ぬのです。

    これから先は、オスが懸命に卵を守り、ふ化し巣の外に仔魚が元気に泳ぎでるまで保護するのです。一切を男手ひとつで育て上げます。オスは無事に幼魚を育て上げてからほどなく死んでしまいます。

    オスはときには、数尾のメスに産卵させるのですが、一緒に巣に入ることはなく、1回もメスと交わることはありません。求愛行動でメスを呼び、産卵させ、そしてすぐメスを追い払い、男手で育てる。これらの繁殖行動は、子孫繁栄のためとはいえ、ちょっと寂しさを感じるのは松とうちゃんだけでしょうか?

    -お生物講座077-