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    見慣れているニザダイの生態侮る無かれ!

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    三宅島や八丈島の浅い岩礁地で、ときには大きな群れとなって泳いでいる『ニザダイ』は、ダイバーには見慣れたお魚と思います。

    伊豆七島や伊豆半島などでも普通に見られるので、あまり気にかけることもないと思うのですが、数百匹の群れで回遊しているときに遭遇しますとかなり圧巻です!

    『ニザダイ』は『ニザダイ亜目』の『ニザダイ科』に属するのですが、『ニザダイ亜目』にはなんと、ツノダシ科、アイゴ科、アマシイラ科がつらね、チョウチョウウオの体形に似ているツノダシ科魚類と同じグループとは驚きです!

    ちょっと脱線しますが、ツノダシの和名はどうしてついたかおわかりでしょうか?

    ☆鎌のような曲線を描いて伸びる背ビレが特徴でその名がついた説、
    ☆眼の近くに突き出ている一対の角(つの)からその名がついた説

    というのがありますが、松とうちゃんはどちらかわかりません!いつもどうしてツノダシ?と考えてしまいます。

    さて『ニザダイ亜目』のお魚は、共通して体がいちじるしく側扁し、口は小さく、主に熱帯~亜熱帯域のサンゴ礁や岩礁に生息しています。

    『ニザダイ』は、日本中部以南から台湾の岩礁域に生息しますが、沖縄では少ないのではないでしょうか?あまり見ませんね!

    『ニザダイ』の体長は30~40cmに達し、体高は比較的高いのが特徴です。尾ビレの付け根には鋭い棘(とげ)が体表の溝にしまってあり、ナイフのような突起をもつ骨質板というものもあります。磯釣りなどで釣り上げることもあると思いますが、不用意につかむと手を切る可能性がありますので注意が必要です。

    この尾ビレの付け根にある4枚の骨質板はそのうち3枚が白く顕著で、漁師の間では、『サンノジ』と呼んでいます。

    歯は小さいが鋭く岩についた藻類を食べています。そのせいもあって、藻食魚独特の磯臭さがあり、あまり食用にはむかないようです。先日、八丈島で誰かが『いや食べますよ!』と言っていたのを思い出しました。地方によっては美味しく食べる料理法があるのかも知れませんね。

    『ニザダイ』の成魚は黒に近いグレーといった体色ですが、幼魚は半透明で体高もより高く、背ビレと尻ビレの棘(とげ)がとても長く、『アクロヌルス期』という独特の時期を過ごします。

    この幼魚と成魚の変化はかなり特徴的で面白いのですが、写真などでお見せできないのが残念です。

    ごく普通にみられるお魚も、その生態など良く観察すると結構新しい発見があるかと思います。皆さん!いかがでしょう?

    -お生物講座076-