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    逆立ち名人のヘコアユは神経質?

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    一般的に食用にはしませんが、水族館などで鑑賞用として、また、ダイバーのフィッシュウオッチングの対象として人気の高い『ヘコアユ』というお魚をご存知でしょうか?

    頭を下にし逆立ちした恰好で浮遊姿勢をとる変わったお魚です。

    『ヨウジウオ目』の『ヘコアユ科』に属するお魚で、太平洋西部からインド洋、日本では相模湾以南に分布し、沖縄などでは、サンゴ礁の浅瀬にいるガンガゼ(棘の長いウニの仲間)のトゲの間に隠れていることが多いです。

    数匹から数十匹で群れで、サンゴ礁や砂地を逆立ちしながら泳いでいる姿を見かけると、奇妙でちょっと楽しいですね!

    『ヘコアユ』は、体を左右から押しつぶしたように平らで、うろこはなく、甲板と呼ばれる背骨とつながった固くて透明な『よろい』でおおわれています。よく見ると、まるでエビのような甲殻類に見えます。

    英名は、『Shrimp(エビ)fish』ですが、まさにエビに見えるからその名がついたものと思います。

    生きて動く小型の動物プランクトンや小型甲殻類を好んで食べていますが、管状の長い口先で吸い込んで捕食します。

    『ヘコアユ』で不思議なのは、その体の構造です。

    普通のお魚は、一番後ろに尾ビレがあり、その手前の背上に背ビレ、手前下側(お腹側)に尻ビレがあるのですが、『ヘコアユ』の場合は、一番後ろに背ビレの棘(とげ)が長くのびており、お腹側に背ビレ、尾ビレ、尻ビレ、腹ビレと続きます。

    生まれたての稚魚のときは、普通のお魚のように尾ビレが一番後ろにあるのですが、成長とともに各ヒレが下(お腹)の方に移動していきます。

    読んでいて想像つきますでしょうか?

    ナイフの刃のようなに薄い体で、上は背ビレのトゲが真っ直ぐ上にのびて、下は口、の逆立ち姿勢で背中を前にして進んでいくのですが、後ろ(お腹側)の小さな背ビレ、尾ビレ、尻ビレ、腹ビレをいっせいに動かして前に進むのです。

    急ぐときや敵におそわれたときは、水平に近い姿勢で泳いで逃げます。

    『ヘコアユ』は、比較的水のきれいな浅場で、ガンガゼの棘のようなかくれ場にかくれていることが多く、とても神経質なお魚です。敵が近づくと、相手に自分が最も薄く見えるように向きを変えるため、水中での写真は、太めに見える向きでのシャッターチャンスは少ないと思います。松とうちゃんも薄く見えるように写りた~い!(*^_^*)

    オスがメスの横に並ぶようにして求愛している姿は、映画の『シャルウィダンス?』を思い出してしょうがありませんが、松とうちゃんだけでしょうか?

    -お生物講座073-