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    狙ったら百発百中のテッポウウオ!

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    口から水鉄砲を発射して葉上の昆虫を撃ち落として捕獲する習性を持つお魚として有名で、鑑賞魚としても人気のある『テッポウウオ』について紹介します。

    松とうちゃんは、『テッポウウオ』を見たことはないのですが、10数年前、虫の撮影で有名なある写真家の作品を使ったカレンダーを会社の販促品として作ったことがあり、その時初めてそのお魚が水鉄砲を発射して昆虫を撃ち落としているシーン(写真)を見て、感動したことがあります。その頃から興味をもっているお魚ですが、熱帯~亜熱帯の河川河口や淡水域、汽水域に生息する『テッポウウオ』にはお目にかかったことがありません。

    『テッポウウオ』は、チョウチョウウオ・スズメダイ類に分類される『テッポウウオ科』のお魚で、日本では西表島で見られるようです。

    水面すれすれのところから1~1.5 m 先の枝や木の葉に止まった昆虫を口から発射される水鉄砲で撃ち落とすのですからお魚の習性としてはかなり特化したものですね!すご~い!

    どのようにして口から水鉄砲が発射されるのでしょうか?

    『テッポウウオ』の上あご(口蓋)には体の中心線に沿った形で1本の細い溝があり、口を閉じて舌を上あご(口蓋)に押しつけると細い筒ができます。この状態で鰓蓋(さいがい)を急に閉じると圧力がかかり、わずかに開いた口から水が勢いよく発射されるのです。

    『テッポウウオ』の獲物を狙う射撃の腕(口?)は、かなり正確のようです。川などで私たちが、空気中から水面下のお魚を銛(もり)などで狙う場合、屈折率を考慮しないとなかなかうまくいきません。

    なぜ、『テッポウウオ』は、光が屈折する水中から空気中の獲物を正確に狙えるのでしょうか?

    昼間などふだんは、水面直下を活発に泳いでいる『テッポウウオ』が、枝や木の葉に止まった昆虫を見つけると、まず昆虫の真下まで移動します。その方が屈折の影響が少ないからです。また、眼は水面すれすれに位置していますので屈折の影響はほとんど受けないようです。

    水鉄砲を発射するときは、静止して口の先を水面ぎりぎりに出し、正確に照準を合わせます。発射の準備ができると緊張が高まり背ビレと腹ビレを広げ、次の瞬間に射撃を行います。

    1~1.5m 先の獲物なら百発百中というから凄いですね!

    是非、水鉄砲を発射し獲物を捕らえる瞬間を見てみたいですが、発射する前の姿勢と、背ビレ・腹ビレを広げるのが発射の合図ですね。

    『テッポウウオ』は、この水鉄砲射撃以外、水面に落ちた昆虫や、水面のウミアメンボのような昆虫も食べます。エビなどの水中の小動物も食べます。やはり、水鉄砲を発射しての捕食は、いろんな条件が整わなければなりませんので、水面や水中での捕食の方が多いようです。

    水面や水中で他のお魚のように捕食ができる『テッポウウオ』がなぜ、このような難しい水鉄砲射撃による捕食をするのか謎です。

    『テッポウウオ』の職人芸というこだわりでしょうか?

    全然関係ありませんが、お魚のうろこも内臓も取り去らないで唐辛子味噌をぬってそのまま焼いたものを『鉄砲焼き』と言いますが『テッポウウオ』の『鉄砲焼き』ってあるのかな?と、これを書きながら、変なことを考えてしまいました!(*^_^*)

    水中に住む生物には、まだまだ不思議で面白い生態があり、水中生物生態の探索は飽きませんね!

    -お生物講座067-