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    毒をもつ生物シリーズ4(クラゲ)

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    夏の海水浴シーズンはまだまだですので、ちょっとずれたテーマかも知れませんが、シリーズ第4回目は、『クラゲ』です。

    『クラゲ』は、以前、も取り上げましたので、今回、毒についてお話しましょう!

    『クラゲ』のほとんどは、体の下側中央から柄に相当する長い口柄がたれており、その先端に口があります。その口で主にプランクトンを食べるのですが、中には甲殻類の幼生や幼魚なども捕えて食べます。

    体(傘)の周縁部から触手が並び、触手には多くの刺胞があり、中から毒針が発射され、餌を捕まえるのですね!

    クラゲ毒は、いろいろですがほとんどは、蛋白毒またはペプチド毒で、中枢神経系に作用し重傷の場合、呼吸障害やショックを起こして死亡することもあります。

    『クラゲ』にやられたあと、激しい痛みと共に赤く腫れあがりかゆくなりますよね!松とうちゃんは、クラゲに弱いのです!アレルギー体質ではありませんが、どうも何度となくやられアナフィラキシー反応を起こしているのではないかと思っています。

    『クラゲ』には、刺すものと、刺さないものがありますが、刺さないもの(毒はあります。)で代表的なのは普通にみられる『ミズクラゲ』(松とうちゃんはこれにも弱い。)、ガラス鉢のような『ギヤマンクラゲ』、傘の下に8本の太めの口腕が見える『タコクラゲ』などです!ちなみに『ギヤマンクラゲ』の学名は『Tima formosa』で、当店の会社名『フォルモサ』と同じです。

    刺さないといっても弱い毒があり、体質によってはピリピリ痛むこともありますので、触らない方が無難ですね!松とうちゃんは絶対触りません!

    刺す『クラゲ』の代表は、『カツオノエボシ』と、『アンドンクラゲ』ですね!

    『カツオノエボシ』は、悪名高い猛毒クラゲで大人が死ぬこともあるそうです。『blue bottle 』という英名通り体色はキレイな青色です。

    『カツオノエボシ』の毒の主なものはペプチド毒で、やられると、激痛と触手の絡んだあとにミミズ腫れの紅斑や水疱ができます。頭痛・吐き気・呼吸困難・脈拍の変化なども起こる場合があります。日本近海では5月ごろが最も多いので気をつけましょう!

    『アンドンクラゲ』は無色で有毒刺細胞をもつ4本の触手が立方体の傘の四すみから1本ずつのびています。刺されると感電したような強いショックを全身に受け、赤くミミズ腫れになります。夜や天気の悪い日は海底にいますが、天気の良い日などは浅瀬を泳いでいますのでご用心です。

    これら『クラゲ』毒にやられたら、砂や水でこすらないで下さい。刺胞が皮膚に食い込み、更に毒針が発射されます。

    なるべく早めに海から上がり、刺された部分に食用酢をかけると効果的です。かけた時、ピリっと痛みますが、効いている証拠です。そのあと、冷やすと治りが早いです。

    中には、酢が悪影響を及ぼす毒の種類があると学会などで発表されていますが、一般的な『クラゲ』の毒については、ほとんど食用酢が有効と思います。

    酢をかけたあとは抗ヒスタミン剤または副腎皮質ホルモン軟膏を塗ると完璧です!クラゲに刺された部分は、ヒスタミン様物質が形成されるのでそれを分解するために抗ヒスタミン剤か副腎皮質ホルモン等の軟膏を塗るといいのです。(アレルギー体質の方はご注意下さい!)

    ところで、9月初め伊豆の大川温泉の海で傘の直径が30~40cmもある『オワンクラゲ』を見ました。細い口柄が扇のように拡がっていましたが、その大きさは1.5mくらいでした。成魚と思われる、5cmくらいの可愛いお魚1匹と1cmくらいの幼魚数十匹が、傘の内側、たくさんの口柄の間に共生していました。

    その光景はとっても美しく、つい一緒にいるお客様を忘れて見入ってしまいました!『クラゲ』のゆっくりと泳ぐ姿と、不思議な魅力が、鑑賞用として水槽で飼っている人たちのブームになったのでしょうね!

    松とうちゃんは、『クラゲ』に刺されるのはイヤですが、見るのと食べるのは好きです!
    -お生物講座054-