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    お魚は塩かげんがお上手?

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    久しぶりにお魚の体・機能についてお話しましょう!

    海水はところによって塩分濃度が異なり、微妙に濃いところやそうでないところがあります。更に河口など淡水で薄まっているところは、大きく異なります。

    海など塩分濃度が高いところで泳いでいると眼が痛くなることでわかるように、私たちの体は塩分濃度で影響を受けます。

    沖合いから沿岸、海から河に移動するお魚たちの塩分調節はどうなっているのでしょうか?

    おわかりの方も多いかと思いますが、生物などが塩分濃度でどのような影響を受けるか基礎生理学が得意な松とうちゃんが説明しましょう!(えっへん!)いや、説明させて下さい!(*^_^*)

    塩分濃度が濃い溶液(海水としましょう)と、薄い溶液(体の中の細胞液としましょう)との間に『半透膜』と呼ばれる水などがゆっくり通過できる膜をおいて2つの塩分濃度の異なる溶液を仕切ると、2つの塩分濃度を同じくしようとする力が働き、薄い方から濃い方に水が膜をとおって濃い塩分濃度の方を薄めようとします。

    電流は電圧の高い方から低い方に流れ、河の水は標高の高い方から低い方に流れていきますが、膜を通過する水は、塩分濃度の低い方から高い方に移動するのです。膜を通じて移動する圧力を『浸透圧』と言います。

    つまり、海水に我々生物の細胞(細胞膜で覆われ中は細胞液)を入れますと、細胞膜を通じて細胞液の水がどんどん海水中に流れ、細胞はやがてしぼんでしまいます。

    逆に、淡水中に細胞を入れるとどんどん細胞の中に水が入り込み、細胞は膨れ上がり、やがてパンクしてしまいます!私たちも長い時間、淡水につかっていると体がむくんでしまいますね!

    赤血球を浸透圧の違う水などに触れさせると、パンクして溶血する現象や、野菜に塩をまぶし漬け物にすると、野菜から水が出る現象などでも説明できますね!あっそうそう『お塩ダイエット』もありました。

    前置きの説明が長くなりましたが、本題のお魚の塩分調節です。

    お魚の細胞や血液には、塩分や栄養分などがとけています。河や湖など淡水にすむお魚は、体の中にどんどん水が入ってきますし、海水にすむお魚は、体からどんどん水が出ていき脱水状態になってしまうことになります。

    そのためにお魚は体の中の塩分調節をしなくてはならないのです。

    海のお魚は体から海水中に水が出てしまいますのでそれを補うために、海水をどんどん飲みます。しかし、海水を飲むと体の中の塩分の量も多くなりますので、鰓(えら)や消化管からとりすぎた塩分をすて、体液の濃さを調節します。

    淡水にすむお魚は逆に体の中に水がどんどん入ってきますので、腎臓が大活躍し水分を尿としてどんどん体外に出します。

    海水のお魚はほとんどおしっこをしませんが、淡水のお魚は、大量のおしっこをするのです。おしっこをしながら泳いでいるのですね。

    海を河を行き来する『サケ』などは、海水のお魚の塩分調節と淡水のお魚の塩分調節を、うまく使い分けていることになります。

    正確に言うと『塩分調節』と言うより『水分調節』ですが、出る分の水を飲んで補う、入ってきた余分の水を尿として捨てるという単純な機能ですね!

    そう言えば、私たちもお酒など飲料を飲み過ぎたらおしっこをし、運動や太陽の日差しなどで汗をかいて脱水したら飲料をとる単純なことしていますよね!
    アルコールを飲み過ぎた時のおしっこは利尿作用ですが、どちら様も飲み過ぎにはご注意を!
    (自分自身へのメッセージ!ですね)(*^_^*)

    -お生物講座065-





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