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    毒をもつ生物シリーズ3(ゴンズイ)

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    シリーズ第3回目は、『ゴンズイ』です。『ゴンズイ』、知っていますよね?

    『ゴンズイ』は、群れをなして『ゴンズイ玉』をつくることで有名と言うより日本人にもなじみのあるお魚と思います。

    『ナマズ目』『ゴンズイ科』の『ゴンズイ』はインド・西太平洋域に分布し、日本南部沿岸のタイドプールなどでも見られるポピュラーなお魚です。

    ナマズに似たお魚だけあって、オーストラリアなどには、淡水に住む純淡水性のゴンズイ種もいます。

    『ゴンズイ』は全長約30センチメートルに達するものもありますが、だいたいは成魚で20センチメートルくらいです。体はナマズ型で、黄色い口ひげが八本あります。体色は黒褐色で体側に2本の黄色縦帯が走ってます。

    第二背びれ・しりびれ・尾びれとつながったウナギのような長いひれを持ちます。本当に見る印象はタイガースのウナギといった感じです。

    第一背びれと胸びれには毒腺につながる鋭いとげがあり、これに刺されると激しく痛みます!かなり痛いです!

    『ゴンズイ』はこの鋭いとげをこすって摩擦音を出すことができますので、ダイバーの皆さんは安全な範囲でそっと近づきこの音を聞いて見て下さい。ある地方では『ゴンズイ』のことを『うみぎぎ』と呼ぶところがあるそうですので、ひょっとしたら『ぎぎ』と摩擦音が聞こえるかも知れません!

    6~8月に繁殖し、幼魚のときから、『ゴンズイ玉』の群れを成し、群れをつくることで敵から身を守ります。

    ダイビングでは手で合図するハンドシグナルというものを使いますが、握りこぶしをつくった『グー』の形は『危険!』を意味します。松とうちゃんが『ゴンズイ玉』を見つけて、お連れしたダイバーに『危険だよ!』と知らせるために、『ゴンズイ玉』に握りこぶしを向けて、合図すると、決まって勘違いし、『ゴンズイ玉』に手を突っ込もうとする人がいますので困ってしまいます。

    そういう時はダイビングを終えて陸に上がってから、『さっきは危なかったね!あれは危険な生物ゴンズイだよ!』と教えてあげています。

    『ゴンズイ玉』もいろいろな形があり、上下に高くつくるもの、4~5段で水平に拡がるものなど様々です。まるで、運動会で次々に変化する組体操を見ているようで楽しいです。一つの『ゴンズイ玉』の形が変化する様子は、一つの生き物のように見える群れの理想な形でしょうか!

    『ゴンズイ』は、毒を持ち、群れを作るばかりではありません!

    かゆいところに手が届かないお魚は、クリナーによって、体についた寄生虫を食べてもらうのですが、『ゴンズイ』もクリーナーとして、クリーニングをします。

    『小さなゴンズイ』の群れが、ウツボやハコフグ、ミギマキなどのお魚にクリーニングしていることがあります。もちろん、きれいにしてもらうお魚たちは、『ゴンズイ』の毒にやられることもないですし、『ゴンズイ』も餌の寄生虫を食べれて大喜びの作業です。

    海中の生物たちも、お互いが助け合い、また、一致団結して群れをつくり自分たちを守る共同作業をしています。

    『ゴンズイ』は私たちに『協力と団結』の大切さを教えてくれている気がします。
    -お生物講座053-