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    お掃除大好きのジョーフィッシュ?

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    ダイバーのフィッシュウォッチングや、水族館で観賞用として人気の『ジョーフィッシュ』は、英語(Jawfish )の名前のとおり、あごのお魚で、大きな顎(あご)が特徴です。

    アゴアマダイ科のお魚で、日本では、アゴアマダイ、カエルアマダイなど6種類が知られていますが、比較的数の少ない珍しいお魚です。

    関東以南の暖かい水深15m以浅の比較的浅い海底に生息し、砂底に自分のあごで掘った穴の中に住んでおり、時折、グリグリとよく動く飛び出た目や頭を穴からのぞかせている姿が、ひょうきんでとても可愛いので、ダイバーに人気のお魚です!

    『ジョーフィッシュ』は、大きなあごをうまく使って巣穴を掘りますが、砂を口に含んで巣穴から離れたところに捨てに行きます。とてもきれい好きで、巣穴にたまった糞なども口にくわえて遠くに捨てに行きます。

    縄張り意識も強く、自分の巣穴に近づく同種のお魚には、『お~い、あごが外れてしまうよ!』というくらい大きく広げて威嚇(いかく)します。

    砂や糞を捨てに行くときは、お互いの縄張りの境界線を越え、他のお魚の縄張りに踏み込んで捨てるというから、どこかで聞いたような自治体同士のゴミ処理紛争を思い出させます。

    『ジョーフィッシュ』は、オスもメスも独自に巣穴を掘って暮らす、独身貴族ですが、産卵時期になるとオスが巣穴から真っ直ぐ上に出て泳ぎ、ヒレを広げてメスに求愛します。

    メスが、この求愛に応じるとオスの巣穴に導かれ、お互い頭を上にし、体を寄せ合い、並んで放卵・放精します。

    産卵が済むとメスはさっさと自分の巣穴に戻りますが、ここからが大変、オスが子育てするのです。しかもネンブツダイと同様、口内保育です。

    メスが帰ったあと、オスは体の向きを変えてオレンジがかった黄色で1mm程度の卵を、あご一杯にくわえます。卵は数千個ありますので、『もうこれ以上入らない!』というくらいにほおばるのです。

    オスは、卵に酸素がいきわたるように時々お口の中で卵たちを回転させて子育てに一生懸命です!偉いですね~!

    ネンブツダイのお父さんは、口内保育中、絶食を余儀なくされますが、『ジョーフィッシュ』のお父さんは、幸い巣穴の中という安全な場所での子育てですので、自分の食事の時間には巣穴の底に卵さんたちをおいて外に出かけます。
    人間の世界で言うと、男やもめのお父さんが赤ちゃんを寝かしつけてから、夜な夜な居酒屋にでも飲みに行くイメージですね!

    ふ化は、いっせいにおこり、4mmくらいの仔魚がお父さんが大きく口を動かすとともに外に飛び出し浮き上がって行きます。

    お父さんの口から飛び去っていく子供たちは、一生懸命子育てをした『ジョーフィッシュ』のお父さんの気持ち分かるのでしょうか?分かんないだろうな!、

    -お生物講座069-