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    歩行者の目印になったウミホタル?

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    プランクトンの夜光虫とは違いますが、発光生物として有名な『ウミホタル』は、現在の医療などバイオテクノロジーの分野で研究開発に役立っていると聞いています。

    『ウミホタル』は、貝虫類のミオドコーパの1種ですが、体長が2~4mmで、カイミジンコ目と同じ様な機能を持つものです。背甲は透明なものから緑色、褐色のものまであり、心臓が発達していて血液の流れる様子がよく見えます。

    日中は、砂底にひそみ、夜には泳ぎまわり、春から秋にかけては、夜、海岸から海底をのぞくと、青白い光が確認できます。

    『ウミホタル』の発光のメカニズムは、ホタル同様の酵素反応で、発光腺というところにたくわえられた発光物質のルシフェリンと、ルシフェラーゼという酵素が、体の外に放出されたとき、水の中で酵素反応をおこし、光を発します。

    繁殖期のオスはメスに求愛するとき発光しながらメスのまわりを旋回したり、その他、捕食者におそわれたときに強烈な光を発し、相手の目をくらませる発光の目的があります。

    『ウミホタル』の採集は、豚のレバーや魚の肉などを、空き瓶に入れそれを夕暮れ時にひもでつるして海底に沈め、夜中に空き瓶に入った『ウミホタル』を翌朝引き上げる方法がほとんどです。

    全世界の海域に分布している『ウミホタル』は、簡単に繁殖します。メスは成熟して脱皮したあと交尾し、そのときたくわえた精子で卵を受精させます。卵はメスの体の中でふ化し、親と同じ形の幼生が生み出されるのです。

    戦時中は、各地の国民小学校の生徒が、先生に引率され海岸で、ものすごい数の『ウミホタル』の採集を行っていたようです。

    採集した『ウミホタル』を天日で乾燥させ、夜間ドアのノブの目印にしたり、歩行者がぶつからないようにワッペンを作るのに使ったというお話があります。乾燥した『ウミホタル』をしみこませたのものに水や湿気を加えると発光することを利用したものです。すごいですね!

    軍事用にと考えられていたようですが、遠方の戦地に運ぶ間に、湿気により、発光が完了し、使い物にならなかったという記録が残っているようです。うまくいかなかったのですね!

    現在は、部屋のスイッチが夜でもかすかに光って見えるようにしていたり、歩行者や自転車の目印反射板のような安全グッズがありますが、昔は自然から採取した生物の機能を利用していたというのはちょっと面白いですね!

    -お生物講座068-