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    毒をもつ生物シリーズ2(ヒョウモンダコ)

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    シリーズ第2回目は、『ヒョウモンダコ』です。

    タコは、外敵に出会ったり、刺激されると黒い墨(メラニン色素)を吐き出し、煙幕をはって逃げようとしますが、『ヒョウモンダコ』は、墨の袋が退化して墨を吐き出すことがありません。吐き出すことがないと言うより、墨そのものがないのです。

    それはきっと墨を使わなくてもよい強力な武器を持っているからです。口の唾液腺から毒が分泌され、咬まれるとお魚だけでなく、人も死亡させることができるのです!

    『ヒョウモンダコ』は全長10~20cmの小さなものですが、オーストラリア北部沿岸の浅瀬などに生息し、夏によく見られる美しいマダコ科のタコです。

    日本でも沖縄、鹿児島、伊豆、千葉、八丈島など各地で見ることが出来ます。特に小さくて奇麗なタコですのでペットとして飼われていることも多いようです。先日も伊豆海洋公園というところで見ましたが、とっても奇麗でした!

    ふだんは褐色ないし黄褐色の帯状の模様があり、その上にリングの小さな青い斑紋が散在しています。刺激すると、あっと言う間に体が黒ずみ、青い斑点がクジャクのように鮮やかな青色に変化することから、英名では『blue ringed octpus』と呼ばれています。

    特にオーストラリアのサンゴ礁では『猛毒ブルーリングオクトパス』として恐れられています。

    この『ヒョウモンダコ』は美しいうえに墨を吐かないのでダイバーや海水浴客に簡単に捕獲されますが、手に取ったりして咬まれて中毒死した例がオーストラリアなどで報告されています。日本では、まだ死亡例がないようですが、海岸で見つけたらその美しさを観察するだけにとどめておいた方がいいと思います。

    『ヒョウモンダコ』の毒はフグ毒のテトロドトキシンと同じ神経毒で、ハパロドトキシンと名付けられています。唾液腺から出る、毒を含む唾液5gが致死量というから恐ろしいですね!もちろん、食べるのは禁物です。

    『美しいバラには棘がある!』とはよく言ったものです。世の中には、美しいものほど内に毒をひそませている場合があるのです。あなたの興味をひく美しい方は、大丈夫ですか?
    -お生物講座052-