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    海にいてもヤマドリ?

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    キジ科の鳥や、山にすむ鳥を総称してヤマドリと言いますが、海の中にも『ヤマドリ』というお魚がいます。

    ダイバーの間でも人気のお魚ですが、西伊豆黄金崎ビーチでも、あちらこちらで観察ができます。

    尾ビレがやや長く、背ビレや腹ビレをひろげた姿がキジに似ていることからこの名がついたのでしょうか?

    『ヤマドリ』は日本近海から世界の温帯海域に分布しており、『スズキ目』、『ネズッポ亜目』、『ネズッポ科』に属するお魚です。

    主に、砂底や岩の上ではうようにしておりますが、前回の『コチ』とは異なり、体は縦扁しており、うろこがなく粘液でおおわれヌルヌルとしています。

    背ビレの棘(とげ)が長く、これらを立てて背ビレを広げるととてもきれいです。面白いのは、口が小さく前の方に突出させることができることです。つまり、口が前下方に伸びていくのです。

    砂の中の小型の貝類や底生小動物を餌とし、この伸びる口を使って、捕食するのです。

    『ヤマドリ』は、雌雄異体で性転換しませんが、オスとメスでは見た目が著しく違います。

    オスは背ビレ、尻ビレ、尾ビレが大きく、斑紋(はんもん)が美しく派手です。申し訳ありませんがメスよりきれいです。メスは各ヒレがオスほど大きくなく斑紋も派手ではありません。

    なぜ、オスが派手かというと産卵行動に関係してきます。

    オスはメスに近づき各ヒレをめいっぱい広げてアピールします。特に第一背ビレを広げたり閉じたりして、メスに求愛するのです。美しいほど求愛に成功するのでしょうか?

    『ヤマドリ』の産卵行動のパターンは、とても興味深いものです。オスの求愛にメスが応じると、オスとメスは寄り添って海底を速く泳ぎまわり、やがてオスは大きな腹ビレをメスの腹ビレの下にいれ、メスを海底から持ち上げるようにして2mくらい上昇し、お互い腹部を近づけて放卵・放精をします。

    放卵・放精が終わると素早く海底に戻るのが『ヤマドリ』の産卵行動の特徴です。

    『ヤマドリ』に縄張り意識はないようですが、産卵行動の前にメスを奪いあって、オス同士が第一背ビレを大きく広げて威嚇しあうことが知られています。

    『ヤマドリ』のオスがきれいな姿でメスに求愛するのは、人間社会で言えば、格好いい男性ほどナンパに成功するということでしょうね!松とうちゃんは、未だかつて、ナンパ行動をしたことがありません!決してナンパに成功した経験がないのではなく、したことがないことをお間違えなく…

    -お生物講座046-