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    コチの2つの不思議?

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    夏に、天ぷらなどで食べると美味しいのが、あの白身の『コチ』です。ワンちゃんのような名前の『コチ』ですが、キスの天ぷらより、身が厚く味が濃いような感じで松とうちゃんは大好きです!

    ところでみなさん!『コチ』というお魚、ご存知ですか?メゴチ、イネゴチなどを含めていうこともありますね!

    前回の『ホウボウ』と同様、『カサゴ目』に属する『コチ科』のお魚は、上下に著しく扁平で頭が大きく尾部は細くなっています。頭部に多くの棘(とげ)をもち、体表には鱗(うろこ)があります。

    口は大きく、下あごが上あごより突き出ており、2つの背びれはヨットの帆のように真っ直ぐ上に立てて泳ぐことが多いですね!砂底をはって泳ぎ中層を泳いでいる姿は見たことがありません!『コチ』には浮き袋がないのです!

    高級魚として、釣りをやられる方には、親しみがあると思いますが、スーパーなどでは全身が想像できない切り身の姿が多いので、どんな形をしているか分からない方もおられるのではと思います。

    本州関東からインド洋まで温帯の海にひろく分布しており、沿岸の砂底に住んでエビやカニなどを捕食しています。

    ベラやハタの仲間は、メスからオスに性転換することで有名ですが、『コチ科』のお魚は、性成熟型の性転換、つまりオスからメスに変身するのです。不思議ですね!

    5~7月ごろ、浅海の砂場で産卵、1歳で全長が約12cmくらい、5歳で約45cm、7歳で約54cmに成長されると言われ、35~40cmのときに、一生で一度だけの性転換をおこないます。

    他の性転換するお魚と違って、オスもメスも大きさや体色など外見上違いは見られないのですが、なぜ性転換するのか知られていません!

    どの動物学(お魚)の文献にも見あたらないのです。松とうちゃんは知りた~い!

    一生の半分をオスで、残りの半分をメスで!両方の人生(魚生)を楽しみたいと、欲張った考えからかも知れませんね!

    『コチ科』の不思議な生態は、性転換以外にも眼の虹彩皮膜というものがあります。瞳をおおっている皮膜ですが、細長く枝分かれしているきれいな模様がついているのです。

    『コチ科』の眼になったことがありませんのでわかりませんが、たぶん、色のついた皮膜が瞳をおおっているので、本人は見にくいと思います。なぜ、このような模様を眼に描いているのでしょうか?

    お魚にとって眼は大変気になる器官で、本当の眼以外の場所に目玉模様をもったお魚もいます。これは、いろんな方向で相手を威嚇したり、目玉模様を本物の眼と思わせて混乱させる目的があります。

    砂底をはうように泳ぐ『コチ科』のお魚は、やはり泳ぎが苦手で待ち伏せ型の捕食方法です。目立つ眼をカモフラージュし、安心して餌が近づくことを狙ったもの思います。

    すごいですね!眼に絵を描いてカモフラージュし、『これは、眼じゃないよ!私はここにいないよ!』と言っているのでしょうか?

    人間が、自分の眼の鋭さをサングラスで隠すようなものでしょうか?色のついたサングラスはかえって他人を威嚇したり、眼の表情を見せない怖さがありますよね!

    人間のサングラスと『コチ』の虹彩皮膜、どっちがすごいですかね?

    松とうちゃんは『コチ』の虹彩皮膜に軍配をあげたいです!

    -お生物講座045-