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    お食事中だけ見えるカツオの縦縞は幻?

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    初鰹(カツオ)は、脂は比較的少ないもののあっさりとした美味で珍重されていますね!

    松とうちゃんのお仲間から、とれたてで新鮮な『カツオ』が届き、あまりの美味しさに今回、このお生物講座のテーマにとりあげることにしました。

    春から夏にかけて、ダイビング中でも沿岸で『カツオ』の群れを見ることがありますが、その泳ぐ姿は迫力がありますね!

    『カツオ』は『スズキ目』の『サバ科』に属し、マサバ、イソマグロ、サワラ、ソウダガツオなどの仲間です。世界の温帯・熱帯の沿岸や、外洋の表層海域に生息して、いつも急がしそうに泳ぎまわっています。

    サバ科のマグロ類と同様、高速で泳ぎ、口から取り込んだ海水から鰓(えら)で酸素を取り入れますが、航空機のジェットエンジンの空気の取り入れ方式と同じことから、ラム・ジェット換水法と呼ばれています。
    また、マグロ類と同じく泳ぐのを止めると呼吸が出来なくなりますので、休息・睡眠は泳ぎながら行います。大変ですね!

    『カツオ』のまるまるとしたボディはご存じと思いますが、やや側扁した紡錘形の肥満体型です。ふつう全長50~80cmで、背は暗青色、腹は銀白色、死後まもなく数本の薄い黒色縦帯が現われます。

    『カツオ』を含めマグロ類の高速泳法の秘密は、紡錘形の体型と背びれ・胸びれ・腹びれの収納機能にあります。胴体に収納溝があり速く泳ぐときはそこに収納し水の抵抗を抑えます。更に、強力で持続的遊泳力を生みだす丈夫な尾びれが力を発揮します。尾びれは上下に大きく分かれ、鰭条(棘のような骨)がたくさん並んでいます。

    前述の新鮮カツオを届けてくれたお仲間が教えてくれましたが、この鰭条(きじょう)面白い使い道があるようです。

    ■■一口メモ■■
    みなさんカツオのシッポ(尾びれ)を一度お湯につけて煮立ててみて下さい。あら不思議、きれいにタワシで掃除をすると、オシャレな爪楊枝が出来上ります。

    教えのとおり松とうちゃん、やってみました!根もと側は先が鋭く、ちょっと膨らみを持ち、反対側は数本に分かれ刷毛のような不思議な爪楊枝ができました。おもしろ~い!!(作業は寿司やさんの板さんがやってくれました。)

    さて『カツオ』の摂食方法ですが、高速で泳いでイワシなどの群れに数匹又は群れでアタックする襲撃型摂餌法です。捕まえた餌はやはり泳ぎながら食べますが、彼らの消化吸収力は他のお魚に比べて、はるかに高く、高速遊泳しながらでも問題ありません!

    そして、不思議なのは生きている間は普段みることができない体側の縦縞がこの食事中だけに、はっきりと表れることです。『只今お食事中』の看板をなぜに出すのか理由はわかりませんが、『カツオ』の社会ではお食事中のマナーかも知れません。

    以前に、『クラゲ』のテーマで紹介しました『カツオノエボシ』は、鰹の烏帽子と書きますが、このクラゲは鰹の群と共に見つかれことが多いのでこの名がついたと言うこと、皆さん!知っていました?

    『カツオ』は我々人間にとっても重要な食用魚で、刺身、照焼きなどのほか、鰹節、なまり節の材料となりますね!内臓は塩辛にする『カツオの塩辛』は、西伊豆田子でよく見かけます。

    これから夏は『カツオ』が旬です!美味しい季節です!血あいの多い『カツオ』はニンニクと共に食べると夏ばて防止に良いことも知られていますね!

    それにしてもカツオ、美味しかったな~『プレゼントカツオ』だから、なお一層!!

    -お生物講座038-