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    タツノオトシゴの産みの苦労はいかほど?

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    松とうちゃんは辰年です。辰年と言うと、龍、即ち『海の龍』タツノオトシゴを連想するのではありませんか?

    タツノオトシゴは、ヨウジウオ科のお魚で、体長は7~8cm、海藻やヤギなどの刺胞動物にしっぽ(尾部)を巻き付けることで有名です。
    肉食のタツノオトシゴは、頭から口先が長くのびており、甲殻類や稚魚を、まるで掃除機のように長くのびた口で吸引し捕食します。
    体色は、褐色、赤色、白色、黄色、黒色と多彩ですが藻類をバックにカモフラージュがうまく見つけにくいお魚です。それだけにダイバーのフィッシュウォッチングの対象として人気が高いものです。
    泳ぐ姿は、体を垂直に立てて馬のように長くのびた顔を前に突き出しており、お魚の仲間とは思いがたい格好です。

    日本では、地方によってタツノオトシゴの呼び名もいろいろで、タツノコ、リュウノコマ、と言うぐあいに龍に見立てた呼び名やウミウマ、ウマノカオなどのように馬の顔に似ていることから、そのような呼び方をされているところもあるようです。英名は『シーホース』すなわち『海の馬』ですからやはり欧米人も馬の顔に見えるのでしょうか?

    タツノオトシゴの不思議な生態としてその繁殖方法にあります。ヨウジウオ科のお魚がオスの腹部に卵を着けてふ化まで育てることは有名ですが、タツノオトシゴの場合、メスがオスの腹部にある育児のうと言う完全に袋になっている部分に卵を注入し産卵、受精した卵はオス育児のうで2~3週間でふ化し、育児のうの開口部からほとんど親と同じ姿で体長約5mmの稚魚を出産します。その数、200匹以上と言うからオスはそうとう大変です。

    松とうちゃんは、幼いころ、叔母の自宅での出産の様子をおぼろげに覚えており、その後中学に入りまもなく、自分が出産で苦しんでいる夢を見たことがあります。夢から覚めた時は、『あんな苦しい思いはいやだ!』『男に生まれて良かった!』と胸をなで下ろしたものです。
    体をくねらせ、一生懸命出産しているタツノオトシゴのオスも苦しい思いをしているのではと、気の毒に思います。(世のお母さん方、ごめんなさい。)

    卵を捕食者に食べられないように、稚魚までオスの体内で育てる姿は、テンジュクダイの口内保育に似ていますが、オスの子育てには、頭が下がる思いです。

    普通タツノオトシゴを食用にはしませんが、中国では乾燥させ漢方や薬膳料理に使われ、日本ではたくさんの子供を産むことから、安産のお守りに使われています。

    出産と子育ては母親の仕事ときめつけている世の男性諸君!タツノオトシゴのオスを見習い子育てに励みましょうか!クローン技術で生物が誕生する時代です。
    人間も男性が出産する時代が訪れるかも知れません!?そんな時に戸惑わないようにしましょう!
    -お生物講座019-