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    クダゴンベのチェック模様は家紋?

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    皆さん!ゴンベ科のお魚をご存知でしょうか?まるで置物のように、岩や珊瑚などの海洋生物にひょこんと乗っかっていることが多いお魚で、日本では13種ぐらい知られています。その中で、口が細長く、背ビレの先がリボンで結んだような糸状突起をもち、体全体がチェック模様のとてもお洒落なお魚で『クダゴンベ』と言うのがいます。

    『クダゴンベ』は、熱帯・亜熱帯に生息するお魚で関東の海では大変珍しいお魚ですが、日本では25年ごろ前に伊豆海洋公園で初めて発見されその和名がついたと聞いています。

    この『クダゴンベ』は、わりと深場の水深20から30mにいることが多く、また、オオイソバナなどヤギ類に同化したような色合いで着いています。赤い格子模様で、バックのオオイソバナと区別がつきにくく見つけるのが厄介ですが、その珍しさ、奇麗さからいって見つけた時の感激もひとしおです。

    松とうちゃんが初めて見たのは、沖縄ケラマの海でかなりの感動がありました。続いてパラオ、台湾、網代、大瀬崎、熱川と見る機会も増えていきましたがチェック模様が微妙に違うような気がしています。
    ほとんどのチェック摸様は、赤色中心ですが、少しオレンジがかっているもの、褐色がかっているものなどの違いがあります。

    これらの色や摸様の違いは生息する地域によるものではなく、個体によるものと考えられます。例えば、住み着いているヤギ類の色に合わせているのかも知れません。
    それにしても、体の摸様が赤いチェックとは不思議です。陸上の動物や海中のお魚には、縞模様というのはありますが、チェック摸様は聞きませんよね!

    最近、伊豆の熱川というところで大小の『クダゴンベ』を見たのですが、先がどんどん枝別れしている赤いウミウチワに着いており、よく見るとバックのウミウチワも格子摸様に見え、カモフラージュの効果を高めるためのチェック摸様ではないかと思いました。

    何人かの水中カメラ小僧のダイバーに追い回されたのか松とうちゃんが撮影しようとした時は、すぐ後ろに飛ぶように回り込み、こちらも回り込むと、また反対に飛び移ってしまいなかなか撮影を許してくれませんでした。『クダゴンベ』は、英名『ロングノーズホークフィッシュ』と言います。飛び移る姿を見て、ホーク(鷹)の意味が初めて分かりました!

    チェック摸様というと、英国のマフラーなどで有名な『タータンチェック』がありますが、中世のスコットランドのハイライド地方で敵・味方の見分けに、タータンデザインができ生地が丈夫で身を守る目的もあったようです。ファミリーは、独特なタータンデザインを持っており、日本で言う家紋のようなもので、あるグループと他を区別する
    目的に使われたのが『タータンチェック』です。

    『クダゴンベ』のチェック摸様も身を守る目的がありひょっとしたら個体特有の形・色の違いではなく、彼らの種族をあらわしているものかもしれない!と思うのは、ちょっと無理がありますよね!
    -お生物講座018-