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    お魚さんたちの五感!

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    ブルースウィリス出演の人気映画シックスセンスの様な第六感もある かもしれませんが、通常私たちは、五感を備えており、それによって 反応・行動をしています。見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触る、即ち、 視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚です。

    では、お魚たちの五感はどうでしょう?私たちと同じく全て備えてい るのでしょうか?理科や生物でお勉強したような気もするのですが、 ちょっと復習してみましょう!

    まず、視覚はありますね。『メキシコメクラウオ』のように目のない お魚もおりますが、ほとんどのお魚は目があります。水中で私たちと 同じように目で見ることができます。しかも球形の魚眼レンズです。 広い視野で、ダイバーが密かに近づくのに苦労します。

    次は、聴覚です。お魚に耳?ありましたっけ?実はあります。人間の 耳は、外耳・内耳・中耳とありますが、お魚には、頭の中に背骨とつ ながった『耳石』といわれる内耳だけがあります。中耳がないので、 ダイバーのやる『耳抜き』が必要ありませんので便利ですね!お魚も 水中で音を聞き分けられます。ダイバーがよく、海中で貝などを石で 割って餌付けをしている場合がありますが、お魚には学習能力があっ て石を叩くような音がすると、お食事タイムと思って集まってきます。 (餌付けの是非については述べません。)

    続いて臭覚ですが、ほとんどのお魚は目の先に鼻があります。私達は 鼻から息を吸って肺の方に空気を送りますが、お魚は普通二つの穴が ある一対の鼻で、前の穴から入った水が後ろの穴から出てその途中で 臭いを感じています。サメやエイは前鼻の他にお腹側にも鼻がありま す。とても臭いに敏感なことはお分かりですよね!サケなどが生まれ た川に戻るのも敏感に臭いを嗅ぎ分けられるからだと言われています。 イヌ顔負けの凄い臭覚です。

    さて、味覚はどうでしょう?以前の生物講座でも、紹介しましたが、 『ヒメジ』などのひげは、味を見分けるアミノ酸分析機です。ナマズ やゴンズイ、イタチウオなども立派なヒゲがあります。口以外に、こ のヒゲで砂の中などの好物のえさを感じとることができて便利です。 足のようなムナビレを使って海底を歩くように動く『ホウボウ』は、 そのムナビレで、味を感じとります。

    最後に触覚です。触覚は皮膚で感じとれますが、人間の触覚の代表は 『手』ですね。お魚も、皮膚についているウロコで感じとれますが、 『側線』と呼ばれる特殊なウロコが触覚の中心です。側線(そくせん) は、頭から尾ビレの方に左右1本づつ伸びておりわずかな水の動きや 流れを感じとり、見事に外敵や仲間の気配を感じとります。触らなく ても水の動きを通じて触覚や聴覚として感じます。この側線の感覚は シックスセンスかも知れませんね!

    こうして改めて考えてみますと、お魚たちも我々人間と同じように、 五感があるのですね! 人間は、(映画を)見て、(音楽を)聞いて、(美味しいものを)食 べて楽しむことが出来ますが、お魚たちの五感は、食べる、捕食者か ら身を守る、子孫を繁栄させるために、集中して機能するように思え ます。現代人の『快楽』のための五感と、お魚たちの『生きる』ため の五感の違いでしょうか?皆さんどう思いますか?

    -お生物講座014-