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大口を開けた奇妙な「オオグチボヤ」
2001年7月に「しんかい2000」を用いた富山湾調査により、オオグチボヤのコロニーを確認して以来、富山湾海底における底生生物分布の謎が広く知られるようになった。 2005 年7月、再度「ハイパードルフィン」による富山湾深海領域における生物分布の確認を行う調査が実施され、富山湾深海海底において、広くオオグチボヤが継続的に生息することが確認された。 | |
この大口を開けたような奇妙な生き物「オオグチボヤ」は、原索動物でホヤ類のなかでもカラの無い内性の、亜種の少ない深海性の珍しい形態をしている。生きたまま捕獲に成功し、大気圧環境下での飼育し観察した結果、3秒程度の閉口行動と、1分程度の開口行動を繰り返すことがわかり、入水孔前部に存在する微細毛が刺激されることにより閉口することが確認されたそうです。 |