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    コバンザメを引き連れた松とうちゃん?

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    あいつは、コバンザメのようなやつ!と例えるように、今回は大型種の生物などにピッタリくっついてくらしているお魚、『コバンザメ』のお話です。

    名前からしてサメの仲間のように思われている方もいるかも知れませんが、れっきとした硬骨魚類です。スズキ目のコバンザメ亜目に分類されるお魚です。

    『コバンザメ』とサメ類のようにまぎらわしい名前がついたのは、サメ類など大型種に子どものようにぴったりと吸着しながら一緒に行動しているからではないかと思います。

    昔は、分類学的にまぎらわしいというので『コバンイタダキ』とけったいな名前を別名にしていましたが、いつのまにか『コバンザメ』に統一されてしまったようです。

    学名のEcheneididaeは『船を引っ張り込む』という縁起の悪い意味があり、英語ではa sucking fish『吸引魚』とか、a shark sucker『サメの乳児』と呼ばれています。

    『あやかし』と呼ぶ地方もあるようですね。

    『コバンザメ』は、頭の後方、第一背ビレが変形した細長い小判状の吸盤があり、それで吸着主のお腹などにピッタリくっついています。

    吸着主の急な体勢の変化に応じて吸着場所の移動が行えるように、胸ビレは大きく機能的です。速く泳ぐ吸着主に振り落とされないように、水の抵抗が少ない細長い体形をしています。

    吸着主に吸盤でつく原理は、吸盤のふちを漏れないようにピッタリとくっつけ吸盤内を陰圧にすることによって吸着力を強くしています。

    『コバンザメ』が吸着主とするものはサメ、マンタ、マグロ、カジキ、ウミガメ、クジラなどで、時には動物以外の船や漂流物に吸着している事もあるようです。

    ダイバー松とうちゃんに吸着することもあるのです。ホントです!!
    太ももに、しっかり『コバンザメ』がついてしばらく水中遊泳を楽しんだ(?)こともあります。

    『コバンザメ』は、小魚やプランクトン、甲殻類を食べますが、吸着主の食べ残しや、体表や鰓(えら)に寄生しているものをいただいて御利益をもらっています。

    しかし、『コバンザメ』にくっつかれている吸着主は、何の御利益があるのでしょう?

    ≪オレは、こんなに子分を連れているんだよ~≫

    と扶養家族の数を誇示しているのでしょうか?

    そう言えば、松とうちゃんも『コバンザメ』がついたときは、悪い気持ちしなかったな~

    人間社会でもコバンザメのように大物にピッタリ寄り添っている者も、それらを引き連れて歩く大物もきっと双方にメリットがあるのでしょうね!

    -お生物講座096-