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    サザナミヤッコの恋人はだ~れ?

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    世界でも観賞魚として古くから人気が高く、美しいお魚の代名詞とも言うべきキンチャクダイ科のお魚は『天使の魚』=エンジェルフィッシュ(angelfish )と形容されるのもうなずける気がします。

    東京の銀座に、比較的幅の広い階段を下りお店を覗くと、カウンター側の壁に大きな海水魚の水槽があり、艶やかな海水魚が泳いで、何とも言えない雰囲気のバーがあります。松とうちゃんは、その中のサザナミヤッコを鑑賞しながらお酒を飲むのが好きです。

    先週の台湾ツアーでも、いくつものダイビングポイントで『サザナミヤッコ』をライブで見てきました。きれいですね~
    ≪どうです?私きれいでしょう~!≫

    上記の画像はドロップオフ途中水深30mのオーバーハングでの撮影です。通常キンチャクダイ科のお魚は、サンゴの切れ目や海底にある根などに生息しており、ダイバーや敵が近づくとすぐにサンゴや根のすき間に隠れてしまいます。

    キンチャクダイ科のお魚は発達した中脳と小脳をもち、同種に対してかなり強い縄張り意識があります。縄張りは、100~1000㎡と広範囲で、餌となる海綿や藻類をライバルである同種のお魚から守るためではないかと松とうちゃんは思っています。

    一夫多妻制のハレムをつくり、オスはハレム内のメスより大きいと言われていますが『サザナミヤッコ』のハレムはほとんど見たことない!(@_@)

    それどころか前記の画像のように縄張り意識が強いと言いながら仲間のタテジマキンチャクダイとサザナミヤッコが一緒にいるではないですか?この光景は何ヶ所ものポイントで見かけましたが、まるで恋人同士のようにいつも寄り添っていました!

    同種に対しては攻撃的ですが、仲間でも種が異なると親しくやっていけるのかも知れませんね。

    通称『ヤッコ』系のお魚は、同種を見分けるため、種独特の色模様・デザインがあります。縦縞模様のタテジマキンチャクダイ、体に6線のロクセンヤッコ、艶やかな体色のアデヤッコなどなど…皆きれいな独特模様です。

    松とうちゃんが、この話題を語り(書き)ながら、いつも抵抗があるのが『同種を敵とし見分けるための識別模様』の悲しさです。

    子までが、親から同種と見られないように親とちがうデザインに変身する彼らの知恵は悲しすぎます。

    キンチャクダイ科の幼魚はほとんど青地に多くの白色の弓形ないしは渦巻き模様をしており、とてもよく似ています。似たもの同士なので、どの親(成魚)の縄張りに入っても攻撃を受けることがありません。子どもたちも考えましたね~

    ≪おいらたち子どもも苦労しているわけよ~!≫

    ところで、主に黄色い衣装をまとっている『チョウチョウウオ』系のお魚と黄色のみならず青色や赤色をも大胆に着こなしている『ヤッコ』系のお魚、どちらがお好きですか?

    松とうちゃんは、どちらかと言うと、艶やか模様の『ヤッコ』系が好きかな。この『ヤッコ』系のお魚が、大きさ・色模様の他、『チョウチョウウオ』系と異なる特徴があります。

    よく見ると鰓蓋(エラブタ)の下の方に白く細く伸びた1本の棘(トゲ)が見えるでしょう。これが『チョウチョウウオ』系にない『ヤッコ』系の大きな特徴なのです。覚えました?ココがポイントです。後で試験にでますよ!(*^_^*)

    今回のキンチャクダイ科のお魚、オス・メスなどお互い繁殖相手の気を引くためのきれいな模様ではなく、ライバルとなる同種の識別のための模様というのは、人間社会で当てはまるものが考えにくいですね!ライバル店に『ウチはダイビングショップ!』と、ダイビング色の濃い看板を見せつけているようなものかな??

    -お生物講座087-