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    お魚たちの共通商標は効果的?

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    お魚さんたちの防衛手段、隠れる・身を守るの『カムフラージュ(模倣)と擬態』ですが、

    【お魚さんたちの防衛手段】
    (隠れる・身を守る)

    ●わざと目立つようにして他に化ける(擬態)
    1.ベイツ型擬態(有毒なものに化ける)
    2.ミュラー型擬態(似たものに化ける)
    3.ペッカム型擬態(助けるふりしてむしばむ)

    前回は、有毒・味がまずい・恐ろしいなどに見せかける擬態『ベイツ型擬態』をお話しましたが、今回は、ミュラー型擬態(似たものに化ける)についてお話します。

    ≪ミュラーさんね!今度はなんて言ってるの?≫

    食べると、まずいゾ~! 毒があるゾー! とはったりをかまし、警告している無毒なものや、まずくないお魚の擬態が、『ベイツ型擬態』でしたが、学習能力のないやからが間違って食べてみると、本当にまずかったり、有毒のものがあります。

    彼らは、そもそも有毒だったり、味がまずいのに、なぜ似る必要があるのでしょう?

    ≪世の中には、学習能力の弱いやつが多くてね~≫
    ≪それに一度食べられてみないと覚えてもらえないのもね~≫

    そうなんです!捕食者は一度食べてみて『このデザインは、まずい!』
    と後悔し学習します。次にまた別のデザインのお魚を食べ『ありゃ~こいつもまずいぜ~!』と、次々に後悔をしながらまずいお魚を覚えていき、それらを2度と食べなくなります。

    失敗の経験を重ねて、学習し知識や技術を身につけることは良いことです。松とうちゃんも何度となく失敗を繰り返してきました。

    失敗すれば、後悔し2度と同じ過ちをしなければいいのですが、食べられる方は、たまったものではありません!

    ≪そうだよ~~よく気がついてくれました!≫
    ≪そこで、オレたち魚も、いろいろ考えたわけよ~≫
    ≪人間社会でもあるだろ~?優良マークとか…≫
    ≪オレたちも共通した『まずいよマーク』を作ったわけよ≫

    同じ特徴のお魚が、有毒です!まずいです!という共通した商標をつけていることによって捕食者は、その共通商標を1回食べることで、学習しますので、食べられる側の犠牲者は最小限に抑えることができます。

    有毒・味がまずい同士が共通のデザインを持ち、似せ合うことをミュラー型擬態といいます。

    このミュラー型擬態は、近縁種同士に多くみられ、例えば、背ビレの棘に強い毒を持つ、ミノカサゴの仲間は、みんな長い背ビレを広げ、海中を優雅にただよい毒を強調しあいます。これらはミュラー型擬態と言えると思います。

    また、ミアミラウミウシやニシキウミウシなどは、お互い似た美しい警告色彩で強調し、アオウミウシなども強烈な青色の警告色彩で毒性物質をもつことを強調しており、これらもミュラー型擬態と言えるのではないかと思います。

    若葉マークをつけた車をみれば、『あっ!初心者マークだ、気をつけよう!』という風に、共通マークや共通商標で、同じ性質を知らしめることができますが、お魚達やウミウシのミュラー型擬態も同じようなものではないでしょうか!

    ≪難しいことはわかんないけど、そんなとこかな…≫

    ≪ところで、ペッカム型擬態ってのは何だい?≫

    それは、次回にしましょう!

    -お生物講座082-